隼人が風邪で学校を休んだ。
担任から連絡網を回すよう頼まれた恵は隼人の家まで行ってみるが、
家族らしき姿は見えず、尋ねてみても返ってくるのは
「うち、共働きだから」
とそっけない返事だけである。
高熱に苦しむ隼人を目にし、面倒見てくれる人がいないんじゃ
心細いだろうと思った恵は、隼人の看病をすることに決めた。

最初は「男の家に一人であがりこむなんて、襲われる覚悟はできてんだろ?」
と迫る隼人も、当然熱でフラフラだったためそんな元気もなく、
恵には「病人に押し倒されるほどヤワじゃない」と強がられる始末。
学校が終わりさえすれば、恵はいつも自分のところに来てくれる。
隼人は恵の優しさに内心ほだされながら、少しずつ体調を戻しつつあった。

そして、2人の関係が大きく揺らぐことになる日が
やってくるのだった。














ベタ展開やってしまいました・・・!笑
隼人は、この頃から自分の恵ちゃんへの気持ちに気づきだして戸惑っていたんですが、
抱いてみれば分かるかもって単純思考で、ついに行動に出ちゃった訳です・・・。
もう、この1件で自分の気持ちを認めざるをえなくなったと思います。
ホントに好きな子には手を出せなくなる・・・ってやつですねv

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